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19年卒マイナビ大学生調査 「最も信頼できるメディア」は「新聞」

2018.01.30

19年卒マイナビ大学生調査 「最も信頼できるメディア」は「新聞」

 新卒大学生向け就職サイト「マイナビ」の運営などを手がけるマイナビは、2019年卒業の大学生・大学院生を対象に「大学生のライフスタイル調査」を実施し、1月30日、その結果の概要を公表した。それによると、19年卒学生のスマートフォン保有率は98・8%で、1日あたりのスマホ利用時間は全体の平均で174・4分だった。

 情報源として最も利用しているメディア、および最も信頼度が高いメディアについて聞いたところ、最も利用しているメディアは「インターネット」で82・2%(前年比0・8ポイント減)。

 最も信頼度が高いメディアは「新聞」で36・8%(同4・7ポイント減)で最多だった。次いで「本(雑誌、書籍など)」が29・4%(同7・4ポイント増)、「インターネット」18・4%(同2・0ポイント増)、「テレビ」13・8%(同5・1ポイント減)、「ラジオ」1・7%(0・4ポイント増)の順。

 ただし、「新聞」を最も信頼度が高いとする割合は年々減少しており、5年前(49・2%)と比較すると12・4ポイントも減少。代わって「本(雑誌、書籍など)」の割合が14・6ポイント増と大きく拡大している。「インターネット」が最も信頼度が高いとする割合は5年前と比べて3・4ポイント減と大きな変化はない。

 また、15個の社会問題の中から興味のあるものをすべて選択してもらったところ、最も選択割合が高かったのは、文系男子が「高齢化社会・介護問題」(38・3%)、理系男子が「地球温暖化」(38.4%)だったのに対し、女子は文系・理系とも「少子化・働く女性支援」が最も選択割合が高く、いずれも60%台を占めた。男子・女子とも選択割合がトップの問題は3年間変わっていない。今年初めて選択肢に加えた「治安維持・テロ対策」は全体の32・5%が選択し、文系男子(35・6%)、理系男子(33・0%)、理系女子(27・2%)でそれぞれ5番目、文系女子(31・1%)では7番目に高い割合だった。

 調査は法政大学キャリアデザイン学部との共同調査。17年11月29日に過去のアンケート回答者にWEB DMを配信。以降、数回未回答者に再配信した。12月4日時点のマイナビ2019会員の大学生・大学院生にWEB DMを配信した。調査期間は11月29日〜12月25日((前年は16年12月16日〜17年1月15日に調査)。有効回答数4640人(文系男子 921人、理系男子1054人、文系女子 1773人、理系女子892人)。大学生が81・9%、大学院生が18・1%。回答者のエリア別内訳は▽東京39・7%▽関西22・0%▽東海11・3%▽中国5・0%―などとなっている。

 全体の数値を算出するにあたり、文理男女別の構成比を2019年3月卒業予定の大学生・大学院生の構成比と等しくする為、文部科学省の学校基本調査を基にウエイトバック集計を行っている。基準数値は17年度学校基本調査(17年8月公表)の大学3年生・院1年生在籍数を参照し、文理男女比を算出している。

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