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日本独立作家同盟、即興で「本」作るイベント開催へ
日本独立作家同盟は11月28日、東京・千代田区のアーツ千代田3331で小説の創作イベント「NovelJam2018」(ノベルジャム)開催記者会見ならびに説明会を行った。
ノベルジャムは、ジャムセッション(即興演奏)のように著者と編集者とデザイナーがリアルに集まって即興のチームを作り、ゼロから小説を書き上げ、編集・校正を経て表紙をつけて「本」にして販売までを行う「短期集中型の作品制作・販売企画」。
記者会見で同盟の鷹野凌理事長は「オンラインで交流する場を作り、みんなで集まり面白いことができるのではと電子雑誌『月刊群雛』を創刊した。出版に関わるすべてのことをひとりで何でもできるのは、ほんの一握り。ひとりでできることには限界がある。ならば、チームでやればいい。『月刊群雛』は休刊となったが、この経験がノベルジャムに繋がっている」とあいさつ。
ノベルジャム2018は、2月10〜12日までの3日間、東京・八王子市の大学セミナーハウスで合宿形式で行う。
当日発表するテーマに沿った「本」を著者1人あたり1冊完成させる。ジャンルは問わない。チーム編成は、著者2人、編集者1人、デザイナー1人。組み合わせは当日決定する。
「本」は、作品本編(3000字以上1万字以内)、タイトル(16字以内)、表紙と販売促進用のキャッチコピー(32字以内)、概要(100字以内)、紹介文(400字程度)などで構成する(3日目の朝までにできることなら何でも可)。
電子書籍の制作には、BCCKSを使い、共有編集機能で印税配分(著者5、編集者2、デザイナー2、日本独立作家連盟1)を行い、ほかの電子書籍配信サービスでも配信を行う。
著作権表記は、「ALL rights reserved by the Author.」。作品クレジットに、著者・編集者・デザイナー名を記載する。「群雛NovelJam」レーベルで発行するが、出版権は設定しない。
また、NovelJam内で制作した原稿やラフ案は、最終稿を除き一般向けにクリエイティブ・コモンズライセンス(CC BY―NC―SA)で共有、公開する。
ノベルジャムの募集定員は、著者16人、編集者8人、デザイナー8人の計32人。応募多数の場合は、事務局で選考を行う。参加費は1人税込み2万円(宿泊費・食事代込み)。応募締め切りは1月5日23時59分まで。
昨年2月に開催した「NovelJam2017」では、著者・編集者29人が参加し、計17作品が審査を経て電子書店で販売が行われた。
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