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新聞協会、新聞配達PR映像を製作

2017.10.18

 日本新聞協会は10月17日、新聞配達のPR画像「いつでも どこでも」をウェブサイトで公開した。同協会販売委員会が昨年引き続き、日本大学芸術学部の全面的な協力を得て製作した90秒の作品で、地震が発生した日もいつもと変わらず朝刊を届ける新聞配達員らの姿を描いている。2016年度の「第23回新聞配達に関するエッセーコンテスト」大学生・社会人部門の最優秀賞作品をもとに製作した。昨年に続き、第2弾の作品。

 映像は、新聞協会ウェブサイトの「新聞配達に関するエッセーコンテスト」入賞作発表ページhttp://www.pressnet.or.jp/about/recruitment/essay/list_2017.html#contentMovie に掲載。今後、新聞各社や各販売所のサイトなどでも活用される。

 映像は、同大学芸術学部の宮澤誠一教授が製作を指揮し、同学部映画学科の清水和貴准教授が監督した。被災した新聞販売店所長役は八城嵩司さん(俳優)、配達スタッフ役は須田邦裕さん(同)、駒木根隆介さん(同)、一般女性役には映画学科演技コース3年生の富田早紀さんを起用した。

 宮澤教授は、「今年の映像化は大変苦慮した。孤立し情報が途絶えてしまった時、新聞配達の方が苦労して届けてくれた喜びを表現することが勝負だった」と話す。監督の清水准教授は「原作『新聞がくれた勇気』の回答となる作品を目指した。地震が起きた時でも、私たちにとっての当たり前の日常を、当たり前のこととして実現している方々の不断のいとわぬ仕事を描きたかった。配達される新聞すべてにドラマがあるはず。新聞に込められた温かみを感じてほしい」とと製作意図を説明している。

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